iPhone OS 3.0 の隠れた新機能

iPhone OS 3.0 出ましたね。
更新時のトラブルのニュースも見かけましたが、待ちかねたリリースなので気にせず早速アップデートを実行。
今回は本当に沢山の新機能が詰め込まれたアップデートでした。
目立った新機能はいろいろな所で紹介されているので、他であまり見かけなかった新機能で個人的にとても気に入ったものを紹介します。


音楽やビデオの再生中に、スライダーを左右にドラッグして再生している位置を移動させる事が出来ます。
これを「スクラブ」と言うらしいのですが、長いポッドキャストやビデオを再生していると、少し指を動かすだけでかなり再生位置が動いてしまうので、今までは慎重にスライダーを動かさなければなりませんでした。


特に、長めのテレビ番組を入れて持ち出すような場合に、CMを飛ばそうと思ったら行き過ぎて、少し戻そうと思ったらCMの前まで戻ってしまったり...
などとかなりイライラさせられる事もありましたが、この不満も iPhone OS 3.0 で解消されていました。


iPhone OS 3.0 でこのような操作をすると、スライダーの下に

「スクラブの速度を調整するには、指を下に動かします」

というメッセージが表示されるので、スライダーを押さえたまま指を下のホームボタンの方へ移動してから左右にスライドさせると、再生時間の飛び方が緩やかになります。

画面のメッセージを見ていると、

スクラブ(高速) > スクラブ(半分の速度) > スクラブ(1/4の速度) > スクラブ(細かく)

のように4段階でスライダーの反応を調整できるようです。
この機能を使って、かなり正確に再生位置を移動することが出来るようになりました。


iPhone OS 3.0 は、コピー・ペーストやMMSへの対応、プッシュ通知などの大きな新機能だけでなく、このスクラブのような細かい改善も沢山入っていて、とても良いアップデートになっています。
しかもこれだけの新機能を機種変更せずに無償で使えるようになるとは...
待った甲斐がありました。